女性男性型脱毛症(FAGA)とは、男性型脱毛症(AGA)の女性版で、最近多くの女性が悩まされている脱毛症の一つで、びまん性脱毛症とも言われています。

女性男性型脱毛症になってしまう原因は以下の様な事が原因となってホルモンバランスが乱れて起こってしまう可能性があります。

以下で挙げる内容が原因で薄毛になっている方は、女性男性型脱毛症や男性型脱毛症の疑いがあるので、一刻も早く専門の医師に相談するようにしてください。

女性男性型脱毛症を疑って下さい

以下で挙げる症状が原因で、ホルモンバランスが乱れてしまいます。ホルモンバランスが乱れてしまうと、女性特有の瀰漫性脱毛症などの薄毛の原因や、女性の男性化が原因でAGAを引き起こしてしまったりする可能性があります。

ですから、以下のような症状に心当たりがある方は注意が必要です。

ストレス

ストレスは薄毛にとって大敵です。ストレスが溜まってくると自律神経に影響が出てしまいます。私たち人間の血管には自律神経が分布されていて、その自律神経は交感神経と副交感神経でなっています。

交感神経の作用は血管を収縮させる働きがあり、副交感神経は血管を拡張させる働きがあります。

ストレスを感じ始めると、交感神経が反応して、血管を収縮させてしまう働きがあるのです。つまり、血管の収縮により、血行不良を起こしたり、活性酸素が発生したりしてしまいます。

すると、髪の毛に十分な栄養分が届かなくなるので、毛乳頭内部の毛母細胞が細胞分裂できなくなり、毛周期(ヘアサイクル)が乱れて、髪の毛が十分に成長する前に抜け落ちてしまう事になるのです。

そして、抜け毛がどんどん増えて、ホルモンバランスが乱れて、さらにストレスを溜め込む事になり、完全に悪循環となってしまい薄毛が進行されてしまうのです。

ですから、ストレスを溜め込まないようにするのはほぼ不可能なので、ストレスを発散させてあげる事を意識するようにしましょう。

ストレスを感じ始めて、抜け毛が加速した場合はFAGAの可能性が十分にありますので、手遅れになる前に一刻も早く医師に相談するようにしてください。

生活習慣の乱れ

生活習慣病と言う言葉があるように、毎日の生活習慣はとても重要なのです。最悪の場合死に至る事もあるので十分に注意する必要があります。毎日の生活習慣は髪の毛にとても大きな影響を及ぼしています。特に日々の食生活や睡眠、適度な運動はとても大切なので、バランスよくする事が大事なのです。

食生活の乱れ

毎日の食事はとても重要なのです。髪の毛の成長には「たんぱく質、亜鉛、ビタミンB群・E・C、アミノ酸」等が必要になってきます。もちろん他の栄養素も必要になってくるのですが、髪の毛の生成に必要な三大要素は「たんぱく質・亜鉛・ビタミン」と言われています。

つまり、栄養バランスのとれた食事を摂取する必要があると言う事です。特に外食が多い方や、ファーストフード、スナック菓子等の脂質が多いものが大好きな方は注意が必要です。

毎日の食生活が薄毛に影響する

睡眠不足

睡眠不足も髪の毛に摂って悪影響を及ぼします。そもそも髪の毛は就寝中に成長しているって知っていますか?髪の毛は私達が寝ている間にすくすくと成長しているのです。

それもある程度時間帯が決まっていて、大体22時から翌2時までの約4時間ほどの間に髪の毛は成長すると言われています。

ですから、22時以降は就寝していると言う事が髪の毛の成長のポイントとなってくるのです。ですから、毎日夜更かしをしている方は髪の毛の成長時間を自ら削っている事になるのです。

また、睡眠不足はストレスの原因にもなりますので、上記で説明したとおり血行不良になってしまいます。血行不良は髪の毛の大敵です。

逆に、睡眠をしっかりとってあげると、リラックス効果が現れ、副交感神経が働くので血管を拡張してくれ血流が良くなります。ですから、髪の毛の為にも睡眠時間は十分とるようにしてください。

また、就寝2時間前(20時以降)の食事も厳禁です。これは食べたものを消化するのに2時間以上かかってしまうからです。つまり、22時以降は髪の毛の成長に集中したいのですが、食事を摂る事で集中できなくなってしまうからです。

なぜなら、食べたものを消化するのに集中してしまい、髪の毛は後回しになってしまうからです。

ですから、夕飯はできるだけ早めに摂るようにして、夜20時以降は食事(間食)は一切しないように心がけましょう。ただし水分補給はしっかりするようにしてください。

血液の約半分は水分なので、健康な血液を作る為にも水分はしっかり目に補給するようにしてください。

運動不足

運動不足は髪の毛に悪影響を及ぼします。その理由は「肥満体質」になるからです。では、なぜ肥満が髪の毛に良くないのかを説明します。

そもそも肥満になるという事は、脂質や動物性油を良く摂取しているという事が分かります。そして運動をしないと肥満になってしまいます。

肥満になると、汗を大量にかいたり、皮脂が過剰に分泌したりしてしまいます。すると、頭皮の毛穴が詰まって髪の毛の成長を妨げてしまう事になるのです。皮脂で詰まってしまった毛穴の影響で、髪の毛は痩せ細り十分に成長する事ができなくなってしまうのです。

喫煙

喫煙も髪の毛に悪影響を及ぼします。タバコは「百害あって一利なし」と言われているように、私達人間にとって何1つ良い事が無いのです。タバコは髪の毛の成長にとって重要な血液を、血行不良に促してしまいます。

また、タバコを吸う事によって、体内のビタミンが全て破壊されてしまいます。詰り、どれだけ日々の食事に気をつけていても、サプリメントなどで栄養補給していたとしても、タバコを1本吸うだけで全ての努力が水の泡なのです。ですから、タバコは一刻も早くやめるようにしましょう。

タバコと薄毛の関係

飲酒

お酒は「百薬の長」とも言われ、体に良い部分もあります。お酒は美味しいのでついつい飲みすぎてしまいますが、お酒の飲み過ぎは髪の毛に悪影響を及ぼしてしまいます。

お酒は適度に飲む分には全く問題ないのですが、大量に飲む事によって肝臓に負担を与えてしまいます。

肝臓は髪の毛の成長にとても重要なたんぱく質を生成し、体に供給する役割を担っているので、お酒の飲み過ぎで肝臓に負担を与えてしまうと、髪の毛に必要なたんぱく質を十分に生成する事ができなくなってしまいます。

ですから、お酒の飲み過ぎには十分注意しましょう。

無理なダイエット

若い女性の方がよくする無理なダイエットは薄毛の原因です。無理なダイエットと言えば、食事制限ですが、食事制限をする事で、髪の毛に必要な栄養素が補給されなくなってしまいます。

すると、筋肉量の定価、栄養不足、血液の質の低下、血行不良、ストレス等の原因になり髪の毛が健康に育たなくなり抜け毛が増えて薄毛いになってしまいます。

ですから、ダイエットをする際は、無理をせずに栄養バランスのとれた食事を摂取して、適度に運動をするようにしてダイエットをするようにしましょう。早く痩せても髪の毛が無くなるのは嫌ですよね。

生活習慣の乱れは、髪の毛の抜け毛の原因となり、さまざまな角度からホルモンバランスを乱してしまう恐れがあります。女性男性型脱毛症と一言で言っても原因は人それぞれです。

ですから、普段何気ないように行っている行動も実は薄毛に繋がっていると言う場合がありますので、生活習慣には十分気をつけましょう。

もし上記の内容に心当たりがあって、抜け毛が増えてきたと言う方はFAGAの可能性が高いので手遅れになる前に専門の医師に相談するようにしましょう。

頭皮環境の乱れ

頭皮環境の乱れも十分FAGAの疑いがあります。そもそも正しい頭皮ケア、洗髪(シャンプー)をしていれば、頭皮環境が乱れる事はあまりないでしょう。頭皮環境が乱れる主な原因は「食生活、睡眠不足、肥満、ストレス」等々が考えられます。

これらが原因で、頭皮環境が乱れている場合はホルモンバランスが影響している可能性もあるので、注意が必要です。

また、パーマやカラーリングをよくすると言う方も注意が必要です。これらは非常に強い薬品を使用するので、頭皮傷んでしまい髪の毛の成長が著しく低下してしまいます。

髪の毛が成長しなくなると、自然と抜け落ちてしまい、毛周期が乱れてしまいます。するとホルモンのバランスも徐々に崩れ始め、男性ホルモンが優位に立ち始めます。

すると、AGAやFAGAの主な原因である男性ホルモンDHTが発生してしまい、髪の毛はどんどん抜けて薄毛になってしまうのです。ですから、頭皮環境もしっかりとケアしてあげて、パーマやカラーは極力しないようにしてください。

以上が女性男性型脱毛症の疑いがある症状です。ただし、上記の内容はごく一般的な事で、FAGAの原因はまだまだあります。

また、さまざまな要因が重なってFAGAになる事もありますし、女性でもAGAになる稀に事もあります。ですから、上記の内容に当てはまらないから、自分の抜け毛はFAGA、AGAではないと勝手に決めつけて市販の育毛剤等でケアするのはやめてください。

抜け毛の量に少しでも不安に思った場合は、一刻も早く専門のクリニックなどに相談するようにしましょう。薄毛は深刻な状況になってしまうと、完治するのに時間もかかってしまいますし、最悪の場合元に戻らなくなってしまう事もあります。

ですが、早めに対策したり、治療を始める事で必ず治りますので、自分で勝手な判断をせずに専門医に相談するようにしてください。

女性の薄毛治療




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