女性の薄毛の原因の1つに「パーマ」があります。
パーマをあてている方で、最近「髪の毛が細くなってきた」「髪の毛のボリュームがなくなってきた」「髪の毛のハリやコシがなくなってきた」と感じている方は注意が必要です。
パーマ液は、頭皮に強い刺激を与えるので、頭皮環境が乱れてしまいます。
パーマ液は頭皮環境を悪化させて薄毛になる
多くの女性は、パーマをあてていると思うのですが、パーマ液は強いアルカリ性なので、頭皮環境に悪く薄毛の原因となります。
基本的に頭皮は弱酸性なのに対して、パーマ液はアルカリ性です。ですから、頭皮にパーマ液が付着する事で、強い化学反応が起こり頭皮環境に影響が出てしまうのです。
パーマの仕組みは、まずはパーマ液の1液のアルカリ成分である「チオグリコール酸アンモニウム塩」で、紙内部のタンパク質の束を切ってしまいます。
そして、2液の酸性成分である「臭素酸ナトリウム・臭素酸カリウム」で再びタンパク質の束をくっつけるのです。
こうする事で、まっすぐ繋がっていた1本の髪の毛内部のタンパク質の束がズレてつながる事によってウェーブ状に変化するのです。
このパーマをあてる過程での、1液のアルカリ成分が頭皮に強い刺激を与えてしまうので、頭皮環境が乱れてしまうのです。パーマをあてている最中に、頭皮がピリピリするのは、アルカリ性のパーマ液が頭皮の弱酸性と化学反応を起こしている証拠なのです。
その結果頭皮環境が乱れてしまい、「かゆみ・湿疹・フケ」などの症状が現れるのです。最悪の場合、脂漏性皮膚炎などになる場合もあります。
それから、最近のパーマは、ウェーブをより効果的に出す為に「加温式」のパーマを採用しているサロンが多くなっています。
加温式のメリットは、髪の毛を温める事によってパーマの効果を最大限に引き出してくれ、パーマの時間も大幅に短くなる事です。
しかし、温める事によって毛穴が開いてしまい、パーマ液が頭皮の毛穴の奥に流れ込んでしまうので、本当は頭皮には良くないのです。
パーマはしっかりとあたるのですが、頭皮には悪影響なのであまりおすすめできるものではありません。
パーマ以外で髪の毛のボリュームを出すには
パーマをあてる女性の多くは、薄毛を隠す為や、なくなった髪の毛のボリュームを復活させる為と言う人が多いのではないでしょうか。
確かに、パーマをあてる事で、髪の毛のボリュームが増えたようになります。しかし、頭皮には強い刺激をあてている事になりますので、今は良くてもいずれは薄毛で悩まされる事になるでしょう。
では、どのようにして、髪の毛のボリュームを出せばよいのでしょうか?
そもそもですが、髪の毛のボリュームダウンは、本当に薄毛が原因なのでしょうか?もしかすると、薄毛が原因なのではなくて、髪の毛のコシがなくなっただけと言う方も少なくはありません。
もし、ボリュームダウンの原因が、髪の毛のコシがなくなっただけと言うのでしたら、ヘアスタイルを変えてみるのも1つの方法です。
基本的にロングヘアは、髪の毛のボリュームダウンがとても目立ちます。ですから、髪の毛のボリュームダウンが気になる女性の方は、むやみやたらにパーマをあてるのではなくショートヘアにしてみる事をおすすめします。
それでも、髪の毛のボリュームが気になると言う方は、「毛先だけパーマをあてる」と、よりボリュームアップに繋がるでしょう。
毛先だけのパーマだと、パーマ液が頭皮に付着する事は無いので、頭皮にの影響が出ませんので問題ないでしょう。
ショートヘアにして、毛先にパーマをあてる事でボリューム感が出て全体的にぶんわりと仕上がるのでおすすめです。
しかし、薄毛が原因でボリュームダウンしてしまっている女性の方は、毛先だけのパーマでもそれほど効果が無い場合もあります。ですから、その場合はパーマ等でボリュームアップを図るのではなく、女性の薄毛治療を専門としているクリニックなどに相談する事をおすすめします。
女性の薄毛はパーマで隠すものではなく、しっかりと治療を受ければ治るものです。本当に薄毛でお悩みなら、まずは無料カウンセリングなどを活用して、薄毛の原因を調べてみましょう。
パーマ液はアルカリ性の為、弱酸性の頭皮と化学反応を起こして、頭皮に強い刺激を与えてしまいます。その結果、かゆみ、湿疹、フケなどの原因になり、抜け毛が増えたりして薄毛になってしまいます。
パーマをあてる目的が、単なるボリュームアップだけなのでしたら、上記で解説した毛先だけのパーマにするか、女性専門の薄毛外来などで治療を開始するようにしましょう。
女性の薄毛は、男性の薄毛よりも圧倒的に改善する率が高いので、ほとんどの方が薄毛の悩みから解放されるでしょう。
ただし、手遅れになる事もありますので、薄毛に築いた時は、まずは無料カウンセリングを活用して、自分の薄毛の原因が何なのかを調べると良いでしょう。原因が分かれば、改善までの道のりは早いものです。